ドライマウスとは?

ドライマウスとは、 自律神経が緊張することで唾液が出にくくなり、のどや口が渇いてしまう症状です。

唾液の分泌は自律神経によってコントロールされていますので、自律神経が乱れると、唾液が出にくくなることもあります。

人前で話したりする時にのどや口が渇くことも多いと思います。これは緊張の結果、交感神経が刺激され、唾液の分泌が減少したわけです。

それ以外に病気が原因の場合もあります。膠原病(リウマチやエリトマトーデスなど)などの 症状の一つとして、ドライマウスがありますので、 膠原病の方は交感神経が働き過ぎの方が多いのですね。

(のどの渇き・ドライマウス・や口の渇きで一番有名な病気はシェーグレン症候群(シェーングレーン症候群)という病気があります)

また薬の副作用でのどの渇きや口の渇きを感じる場合もあります。特に抗うつ剤などの副作用で口が渇くことがよくあります。

ドライマウスの対策

ドライマウスやヒステリー球の治し方や対策は、ストレスを排除することです。また、緊張を強いられる状況を出来るだけ作らないことです。

ストレスや緊張感は、自律神経の交感神経だけの働きを過剰にさせ、副交感神経の働きを阻害します。そのため自律神経のバランスが乱れてドライマウスになったり、のどの違和感がでたりするのです。

ですから、ドライマウスやヒステリー球の治し方や対策として、仕事のペースを落としたり、いっそのこと休暇を取ってリラックスすると自然と治ってきます。たくさん寝るだけで治る方もいらっしゃいます。(口が渇くからと言って水を飲んでも解決にはなりません)

そんな暇がないという方は、自律神経のバランスを整える整体などを受けることをお勧めします。残念ながら自律神経のバランスが崩れている限り、ドライマウスは治りません。

・食生活

現代の食生活では唾液を十分に出さなくても飲み込めるようなファーストフードや食事が主流になっています。このため唾液の分泌が従来よりも少なくなり、口の中の潤いが足りず、口が渇く、舌がひび割れて痛い、などの症状があります。

・精神的ストレス、緊張

ストレスがかかったり緊張をすると交感神経が刺激され、唾液の分泌が抑制されます。あまり緊張しないよう楽しくゆとりある生活を心がけてみて下さい。気分転換をしましょう。

・薬物

抗鬱剤(抗うつ剤)、鎮痛剤、抗パーキンソン剤、降圧剤などの多くの薬物の副作用として唾液分泌の低下があり、薬の量を減らすなど担当医と相談して下さい。

・年齢によるもの

年齢とともに口や顎の筋力が低下や萎縮がおこり唾液の分泌量が低下します。

70歳以上で男性16%、女性25%の量的低下。80才では老人性萎縮により25%以上の低下。

・口で呼吸する(口呼吸)

鼻炎などの鼻疾患や癖などで口で呼吸をすれば唾液は蒸発してしまい口が渇く原因となります。鼻疾患の治療や癖をなおしましょう。

・その他病気など

浮腫、脱水症、糖尿病、シェーグレン症候群、放射線、骨髄移植

 

病院での治療法

病院での治療法ですが、生活指導や対症療法が中心になっているようです。

口の中の粘膜保護が必要なことから、保湿力の高い洗口液、保湿ジェル、スプレーによる噴霧、夜間の乾燥を防ぐ保湿用マウスピース(モイスチャーとトレー)、夜間義歯などを症状に応じて処方、投与します。

その他に、ガム療法、味覚刺激療法、唾液腺マッサージなど。シェーグレン症候群では内服薬と症状に応じた保湿性薬剤などを投与します。

当院での対処法

病院で行う根本的な治療法は、残念ながらありません。
基本は色々な対処療法を行いながら、その場しのぎで唾液のコントロールを行います。(保湿剤を使うことで、その場は唾液の代わりにはなりますが、所詮は代用でしかありません)

その間並行して、生活指導の結果、自力で自律神経の乱れを改善してもらい、自然に唾液が出やすくなるのを待つのが一般的流れです。

長い目で唾液の回復を待つなら、これも良いかもしれませんが、すぐに改善したい方、少しでも早く美味しい食事を取りたい方には不向きかもしれません。

大阪MH気功整体院の見解ですが、ドライマウスと言われる口やのどの渇きは、 これらは自律神経が緊張することで起こる反射ですので、大本の原因は自律神経の乱れと考えます。

当院では、この自律神経の緊張を根本から改善させる施術を行います。
その方法として、気功や整体、心理療法を組み合わせることにより、自律神経の乱れの原因である心のストレス、体の歪みからくるストレス、化学的ストレスを減少させます。

原因である上記のストレスが減少すれば、自律神経が改善します。
自律神経が改善されれば、唾液は自然と出やすくなります。
このように、その場しのぎではなく、本来の唾液の出る体の状態に戻ってもらう施術を行います。