症状改善の原則と心身の健康の関係について

今回は、当院が考える「症状改善の原則」について詳しくお伝えします。
日々、患者様にもお伝えしていることですが、これは私たちが健康を維持する上で非常に大切な考え方です。

心と体は繋がっている
当院の考える症状改善の原則とは、「心(脳)と身体の状態は比例する」ということです。
これは、科学的にも証明されており、例えば心が元気になると体の不調が改善するケースや、体が元気になると気持ちが前向きになるケースが多々あります。

では、「体が元気である」という状態とは、具体的にどのようなことを指すのでしょうか?
また、なぜ体が元気になることで心も元気になれるのでしょうか?これらを詳しく掘り下げていきます。

「体が元気になる」とはどのような状態か?
「体が元気な状態」を考えるとき、いくつかの要素がありますが、今回は姿勢に注目して説明します。

姿勢と筋肉の関係
姿勢を維持しているのは骨ではなく筋肉です。
筋肉には常に適度な緊張が必要で、この緊張が「体の形」を保つ役割を果たします。
適度な緊張がなければ、体の形が崩れ、内臓や血管、神経が圧迫され、生命活動を維持するための働きが低下します。


つまり、良い姿勢とは次のような状態を指します。

・臓器や血管、神経が圧迫されず自由に機能できること
・「生理機能」が正常に働いていること

この良い姿勢を支えるのが、筋肉の適度な緊張です。
柔らかすぎる筋肉も、緊張しすぎている筋肉も、健康にとっては不都合です。
バランスが取れた筋肉の状態が「体が元気になる」基盤を作ります。

なぜ体が元気になると心も元気になるのか?
体が元気になることで、心も元気になる理由を、以下の3つの観点から解説します。

  1. 生命力の回復がもたらす心の安定
    体の姿勢が悪いと、生命力が低下します。
    その結果、体は「命を守ること」を最優先し、エネルギーを節約しようとします。
    この過程で、やる気が低下し、物事を悪い方向に考えがちなネガティブな思考が生じます。

逆に、体が生命力を取り戻すと、脳にも「体調が良い」というシグナルが伝わり、意欲やポジティブな気持ちが生まれやすくなります。
これは、脳の辺縁系や前頭葉が活性化するためです。

  1. 筋肉と脳の関係
    体が元気かどうかの情報は、筋肉の状態を通じて脳に最も早く伝わります。
    特に、「筋肉の適度な緊張がある」という情報は脳に対して非常に重要です。
    筋肉のバランスが崩れると、脳はストレスを感じやすくなり、心の健康にも影響を与えます。
  2. 運動の効果
    運動は筋肉の緊張を正常化する効果があります。
    筋肉のバランスを整えることで、姿勢が改善され、体の生命力が高まります。
    その結果、心も前向きになりやすくなるのです。

姿勢改善と運動のすすめ
姿勢改善のために重要なのは、日常生活でできる簡単な運動やストレッチです。
たとえば以下のようなことが効果的です。

・背中を伸ばすストレッチ
・深い呼吸を意識したヨガやピラティス
・ウォーキングや軽いランニング
これらは筋肉の緊張を適切に保つ助けとなり、心身のバランスを整えます。
運動を日々の習慣に取り入れることで、「体が元気になる」という感覚を実感できるでしょう。

最後に…
心と体は密接に繋がっています。
体が元気になることで心も元気になり、その逆もまた然りです。
特に姿勢や筋肉の状態が、心身の健康に大きく影響を及ぼすことを知っていただければと思います。

今回の内容が、少しでも皆さんの健康意識を高める助けになれば幸いです。
まずはできる範囲で運動や姿勢改善を試してみてくださいね!^^

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自律神経の乱れから腰痛、肩こりまで
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院長  上西 誠

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