悩み解決法とあがり症改善法

悩んだ時の解決法

これを書いているのは11月ですが、やっと寒くなってきましたね。
今年の夏は例年にない暑さが続き、思わず「暑いですね」と挨拶代わりに口にしてしまった方も多いのではないでしょうか。
暑さや疲れは心にも影響し、普段よりも悩みが出やすくなっていたかもしれません。
そこで、今回は「悩んだ時の解決法」についてご紹介します。

1. 悩むタイミングとは?

人生で悩みが全くない人はいないと言われます。
けれども、悩みの内容は人によって異なり、誰かの悩みを聞いて「それが悩み?」と思うこともあるかもしれません。

悩むタイミングの一つの要因として、私たちは「暇なとき」に悩みやすい傾向があると考えられます。
もちろん「忙しい時にも悩んでいる!」という声もありますが、実はこれは人間の脳の特性に起因しています。

2. 脳は「一度に一つ」しか考えられない

私たちは一度に複数のことを感じたり考えたりするのが難しいため、今感じていることが強いほど他の悩みに気を向けにくくなります。
例えば、「暑い」と感じている時、将来の不安や食事の準備などについて考えるのは難しいです。

また、急な腹痛でトイレを探している時など、目の前のことが緊急な事であればあるほど、他の悩みに意識を割く余裕がなくなります。
このように、何かに集中している時は悩みに囚われることが少なくなり、逆に「暇」な時間が多いと悩みやすくなるのです。

3. 「悩む」と「考える」の違い

悩みの解決において大切なのは、「悩む」と「考える」の違いを理解することです。
「考える」とは、課題に対して解決策を見つけ出そうと意識して思考を働かせている状態です。

一方で「悩む」は、問題の解決を求めず不安や焦りに囚われるループに陥っている状態です。
この違いを理解しないと、脳のエネルギーが無駄に消耗され、自己嫌悪やストレスが増すことになります。

悩みのループから抜け出す方法

悩みに囚われる状態から抜け出すには、以下のような具体的な行動が効果的です。

悩みを紙に書き出す
頭の中だけで悩んでいると整理がつかず、不安が増すことがあります。
紙に書き出すことで、悩みを視覚化し、冷静に見つめ直すきっかけになります。

生活リズムを整える
エネルギーが不足していると、思考力が低下し、悩みに対する解決策が見つけにくくなります。
睡眠や軽い運動で体と脳のリズムを整え、エネルギーを充電しましょう。

信頼できる人に相談する
悩みを抱え込みすぎず、信頼できる人に相談することも有効です。
カウンセラーや医師、または専門家にアドバイスを求めることで、思いがけない解決策が見つかることがあります。

悩むことは人間らしい反応

悩むこと自体は悪いことではなく、むしろ人間らしい反応といえます。
しかし、悩み続けて苦しい時間が増えると、心身に負担がかかり、自律神経にも影響を及ぼします。

もし悩みが長引くと感じたら、無理に悩みを解消しようとせず、小さな一歩を踏み出してみることが大切です。
行動が自己肯定感の向上やストレスの軽減に繋がり、結果的に悩みから解放されるかもしれません。

これを「あがり症」で悩んでいる方に当てはめてみましょう。

「あがり症を克服するための解決法」

緊張や「あがり症」に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
大事な場面での不安や、他人の目が気になってしまうことは誰しも経験します。
ここでは「あがり症」をテーマに、克服するための解決法をご紹介します。

1. なぜあがり症になりやすいのか?
あがり症は多くの人に共通の悩みであり、特に人前で話す場面や、大切な発表などで症状が現れやすいとされています。
あがり症が強くなる原因には、「失敗したくない」「他人に良く見られたい」というプレッシャーや、過去の緊張体験が影響しています。
このような緊張が強くなると、体は自律神経が緊張モードに入り、さらに緊張感が増してしまいます。

2. 「あがり症」の特徴とメカニズム
あがり症の状態では、体と心が緊張しているため、一度に複数のことを考えられない傾向があります。
例えば、「人前でうまく話せるかな」と考えている時、次第に意識が自分の感情や症状に集中しやすくなり、心拍が速くなったり、汗をかいたりすることがあります。
こうして、他のことを考えられなくなり、不安が増幅していくのです。

3. 「緊張する」と「集中する」の違いを理解する
あがり症克服のために大切なのは、「緊張すること」と「集中すること」を区別することです。
「緊張する」とは、失敗への恐れや不安に囚われた状態で、「集中する」とは目の前のことに意識を向けている状態です。
あがり症の状態では、自分がどれだけ緊張しているかに意識が向かいがちですが、これを「集中」に変えることで緊張を和らげることが可能です。

あがり症克服のためのステップ

あがり症を乗り越えるための具体的な方法として、以下のステップが有効です。

緊張を紙に書き出す
頭の中だけで「あがり症」を抱えていると不安が大きくなりがちです。
自分がどのような場面で緊張しやすいか、何に不安を感じているかを紙に書き出し、冷静に見直すことで、少しずつ不安を和らげることができます。

呼吸を整え、リラックス法を試す
あがり症が強くなると呼吸が浅くなり、体が緊張します。
深呼吸や腹式呼吸を取り入れ、リラックスすることで、体がリラックスモードに切り替わりやすくなります。
プレゼンや人前に立つ前に、深い呼吸を意識してみましょう。

信頼できる人に相談する
緊張する場面が多くストレスを感じる場合、専門家や信頼できる人に相談することも役立ちます。
カウンセラーやコーチに話を聞いてもらうことで、自分のパターンや対処法についてのアドバイスが得られるかもしれません。

あがり症を受け入れて一歩踏み出す

あがり症は多くの人が抱える自然な反応です。
無理に克服しようとせず、緊張する自分を受け入れながら少しずつ行動に移してみましょう。
小さな成功体験を積み重ねることで、自信がつき、徐々にあがり症から解放される可能性が高まります。

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院長  上西 誠