「予期不安」を乗り越える5つのステップ
動物に学ぶ「今ここ」の生き方!

人間は未来に対する不安を抱える生き物です。
例えば、仕事での失敗や健康問題、経済的不安など、私たちはしばしば未来に起こる可能性のある出来事を心配します。
しかし、動物たちは未来のことを心配せず、「今ここ」に集中して生きています。
この違いはどこから来るのでしょうか?
動物はなぜ悩まないのか?
動物たちには「時間」の感覚がほとんどありません。
彼らは目の前にある課題や危機に対して本能的に反応するだけで、将来に対する不安を感じることはありません。
例えば、ライオンが「明日の餌が手に入るか」を心配することはありませんし、キリンが「明日、ライオンに襲われるかどうか」を考えることもありません。
彼らは「今」という瞬間を生き抜くために行動し、その瞬間に全てを注ぎ込んでいます。
一方、人間は高度な知能を持っており、過去の経験をもとに未来を予測する能力があります。
この能力のおかげで、私たちは社会や文明を築くことができましたが、同時に「予期不安」という副産物も生まれてしまいました。

予期不安の正体とは?
予期不安とは、まだ起こっていない未来に対してネガティブな予測をしてしまい、その予測に対して恐怖や不安を感じることです。
たとえば、「もしこのプロジェクトが失敗したらどうしよう」といった想像が、今の私たちの心を占め、行動に影響を与えることがあります。
予期不安のメカニズム
もう少し詳しく書いてみましょう。
予期不安とは、未来に対して起こり得るネガティブな出来事を勝手に想像し、その想像に対して不安を感じることです。
この不安は、「今ここ」にリアルに存在するかのように私たちを支配します。
例えば、人前で話すことが苦手な方は、朝礼やプレゼンが数ヶ月後に控えているだけで、その不安が頭から離れません。
日常生活では特に問題なく過ごしていても、未来のその出来事を想像し、不安に苦しむのです。
これは「自作自演の恐怖」とも言えます。私たちが自ら作り上げた未来のイメージに縛られ、現実とは異なるストレスを感じてしまうのです。
動物に学ぶ「今ここ」の生き方
動物たちが悩まずに生きられるのは、「今ここ」に集中しているからです。
私たちも動物に倣い、未来への過度な不安から解放され、「今」に意識を向けることで心の平安を取り戻せるのです。
では、どうすれば「今ここ」に集中することができるのでしょうか?
そのための具体的な5つのステップをご紹介します。
予期不安を解消するための5つのステップ
1.不安を冷静に評価する
まず、自分の不安が実際に起きていることか、ただの想像かを冷静に見極めます。
実際に危険が迫っている場合は対処が必要ですが、多くの不安は未来に対する漠然とした心配です。
2.今に意識を戻す
想像上の不安だと気づいたら、「今この瞬間、自分ができることは何か?」を考えます。未来のことばかり考えていては、今の行動に集中できなくなってしまいます。
3.コントロールできることに集中する
未来に起こる出来事の多くは、私たちのコントロール外にあります。
できることに集中し、できないことは手放すことが重要です。
4.行動を起こす
不安を軽減するためには行動が大切です。
プレゼンの準備、自己成長のための学び、健康維持のための運動など、目の前の課題に向き合い、行動することで不安を解消することができます。
5.結果を委ねる
自分がやれることをすべてやったら、後は結果を心配しないことです。結果を気にしすぎることで、さらにストレスが増えるので、最後は自然の流れに任せる姿勢が重要です。
日常生活への応用
この5つのステップを意識的に繰り返すことで、予期不安から解放される習慣を身につけることができます。
私自身もかつては「予期不安」に悩まされていましたが、このステップを実践することで、「不安は成長のチャンス」と捉え、ポジティブな思考へと変わることができました。ぜひあなたもお試しくださいね。^^
自律神経でお悩みの方はLINE予約できます。
LINE予約はこちら
https://line.me/R/ti/p/%40iza5781r
併設 あがり症(赤面症)専門の心理療法院
https://osaka-joto-chiro.net/
☆536-0021 大阪市城東区諏訪4-15-16
マルシンビル104
☆ 06-6969-5620
☆ E-Mail: m_ue24@kit.hi-ho.ne.jp
☆ホームページ
https://osaka-jiritusinkei.com
自律神経の乱れから腰痛、肩こりまで
大阪城東メンタルヘルス気功整体院
院長 上西 誠