ストレスと過敏性腸症候群(IBS)の関係
ストレスと過敏性腸症候群の影響
自律神経と炎症
1. 炎症の多様な側面

近年、自律神経の乱れが炎症を引き起こす可能性について注目されています。
通常、「炎症」と聞くと胃炎、大腸炎、関節炎、血管炎などが思い浮かびます。
これらの「炎」に「××性」を付けると、病名が生まれることもあります。
たとえば、ストレス性の腸炎である「過敏性大腸炎(IBS)」がその一例です。
当院にお越しの方の中にも、過敏性腸症候群(IBS)でお困りの方は年々増えているように感じます。
これらの炎症は、自律神経の乱れが招くものであり、今回はそのメカニズムや対策に焦点を当ててみたいと思います。
2. 炎症のサインとは?
炎症が発生すると、体はさまざまなサインを示します。
これには痛み、能力の低下、熱、赤み、はれが含まれます。
特に注目すべきは、「痛み」と「能力の低下」です。
例えば、胃炎の場合、本来の胃の機能が低下し、消化不良が引き起こされることがあります。これが炎症の影響です。
3. 炎症の原因は多岐にわたる
炎症が起こる原因は複雑であり、現代医療的な視点では、菌や異物が体内に侵入することや、体内の不要な物質が排除されないことが挙げられます。
しかし、自律神経の視点では、交感神経の過剰緊張が大きな役割を果たします。
4. 交感神経の過剰緊張と炎症

交感神経が過剰に緊張すると、炎症を引き起こす物質である「顆粒球」と「サイトカイン」が放出されます。
顆粒球は免疫系の働きをし、異常に増加すると体内の細胞にまで攻撃を仕掛けます。
サイトカインは炎症を制御する迷走神経の働きを妨げ、炎症が治まりにくくなります。
【参考サイト】
ストレス反応とストレスコントロール
九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学講師 中村 吉男 著
16ページ
https://www.knwu.ac.jp/uploads/ck/admin/files/career/2022/sutoresuhannou2022.pdf
5. 炎症の対策: ストレスの軽減が鍵
炎症の対策において重要なのは、ストレスの影響を受けないようにすることです。
ストレスがかかると交感神経が過剰に働き、炎症が引き起こされやすくなります。
くすりにより一時的に楽になるよりも重要なのは、ストレスから遠ざかることであり、これが「安静」が大事ということです。
医師が「安静にしてください」と言うのは、実は「ストレスから離れてください」という意味なのです。
まとめ
自律神経と炎症の繋がり

自律神経の乱れが炎症を引き起こすメカニズムを理解することで、ストレスの軽減が炎症の対策となります。
炎症に苦しむ患者にとって、心と体の安静な時間が大切であり、これが治癒への第一歩となるでしょう。
自律神経でお悩みの方はLINE予約できます。
LINE予約はこちら
https://line.me/R/ti/p/%40iza5781r
併設 あがり症(赤面症)専門の心理療法院
https://osaka-joto-chiro.net/
☆536-0021 大阪市城東区諏訪4-15-16
マルシンビル104
☆ 06-6969-5620
☆ E-Mail: m_ue24@kit.hi-ho.ne.jp
☆ホームページ
https://osaka-jiritusinkei.com
自律神経の乱れから腰痛、肩こりまで
大阪城東メンタルヘルス気功整体院
院長 上西 誠