不安症と自律神経失調症: 体からのアプローチ

不安症と自律神経失調症
1. 体は感情の鏡

不安症や自律神経失調症が現れた際、どのように対処すべきでしょうか?
心療内科、精神科、カウンセリング、各種セラピーなど、アプローチの方法は多岐にわたります。

しかし、この記事では心理的なアプローチではなく、体からのアプローチがいかに重要かに焦点を当ててみましょう。

体の言語
赤ちゃんは、まだ言葉でコミュニケーションをとることができません。
代わりに、泣く、ほほ笑む、言葉にならない音を発するなど、体を使って自分の気持ちを表現します。

体の表現は、何かを伝えようとする手段であり、相手にはしっかりと伝わります。
例えば、気分が沈んでいる時、顔は下を向き、表情筋の動きは制約されます。

一方、楽しい時には、表情筋は柔らかく動き、笑顔が作りやすくなります。
イライラしている時には、表情筋は不安定な動きを示し、呼吸は浅く速くなります。
このように、体の動きは無意識に反応しており、心の声を表現しているのです。
筋肉、呼吸、姿勢、視線、声など、心の状態が体の動きに反映され、逆に体の動きが心に影響を与えることもあります。

自分の体と向き合う
心の声を表現する体の動きは無意識に起こるため、自分でも気づかないことが多いかもしれませんが、体は素直に感情を表現してくれます。
この無意識の体の動きに注意を払い、心の状態を理解しましょう。

2. 体から変化を起こす方法

ストレスが蓄積すると、気分が沈み、イライラが増えることがあります。
このような状態では、交感神経が優位に働き、自律神経のバランスが乱れます。
ここで自律神経を整える方法を考えてみましょう。

1. 筋肉をほぐす
ストレスによって筋肉は緊張します。
整体などを受けて筋肉をほぐし、副交感神経の活性化を促しましょう。
また、自分でストレッチを行うことで、筋肉の緊張を和らげ、交感神経の過剰な刺激を抑えることができます。

2. 呼吸を整える
緊張すると横隔膜が緊張し、呼吸が浅くなります。
背中の筋肉も緊張すると肋骨の動きが制約され、呼吸が浅くなります。
ゆっくりと深い呼吸を心がけ、イライラを軽減しましょう。
深い呼吸は脳に酸素を供給し、リラックスを助けます。

3. 姿勢と視線を整える
猫背や下を向いた姿勢は、気分を沈ませ、不安感を増幅させます。
会話や音楽を楽しむ際にも姿勢に気を付け、背筋を伸ばし、顔と視線を上に向けましょう。自信を持って、ネガティブな感情を打破しましょうね。

4. 声を活かす
声が小さく聞こえると、気分も沈みがちになります。
のどをしっかり開いて大声を出すことや、深呼吸をすることで、のどの筋肉を活性化させましょう。
声を元気にすることで、気分も明るくなります。

以上の方法を実践することで、体から自律神経への変化を促し、不安感やイライラを軽減させることができます。

体は本来、感情を表現するための優れた道具です。
私たちはみな、赤ちゃんや子供の頃から体で感情を表現する能力を持っています。体を大切にし、喜びやリラックスを感じる動きを意識的に取り入れてみましょう。

3. まとめ

不安症や自律神経失調症に悩む人々にとって、体を通じたアプローチは有効な手段です。
体は感情の鏡であり、無意識に心の声を表現します。
ストレスを感じた時には、筋肉をほぐし、呼吸を整え、姿勢と視線を整え、声を活かすことで自律神経のバランスを整えることができます。

体を大切にし、喜びやリラックスを感じる動きを取り入れることで、心の不調を軽減しましょう。
自分の体と向き合い、健康な心と体を築く一歩を踏み出しましょう。

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大阪城東メンタルヘルス気功整体院
院長  上西 誠