自律神経失調改善と食事

自律神経失調改善のための食事と糖質制限する理由
1. なぜ食事が大切なのか

患者さんからの質問でよく聞かれるのが、食事の影響についてです。
一般的に、カフェインやカプサイシン、糖分の避けるようお願いしていますが、これだけではなく、栄養からくるうつや自律神経の乱れを改善する専門家も多く存在します。私もその中の一人で、自身で試すために専門家のアドバイスを参考に食事を工夫しています。

2. 食事法の重要ポイント

お薦めの食事法として、以下の4つのポイントが挙げられます。

糖質制限
タンパク質の摂取
鉄のしっかり摂取
悪い脂肪の削減

これらのポイントは、効果を実感するための要素となっています。
今回はその中でも糖質制限に焦点を当ててみましょう。

3. 糖質制限の効果

糖質制限についての意見は分かれることもあります。
「ご飯を食べないのは不自然ではないか」との声も聞かれますが、現代社会では精製された糖質が過剰に摂取される時代となっています。
これが原因でうつ病や糖尿病、がんなどの患者数が増加しているとされています。
糖質制限が注目を集めているのは、その効果を実感する人が増えているからです。

4. 糖質過多が引き起こす仕組み

精製された糖質を摂ると、血糖値が上昇します。
これにより、多量のインスリンが分泌され、血糖値が急激に下がり低血糖になります。

低血糖になると、ストレスホルモンが分泌され、そのために必要なビタミンB群やミネラルが不足します。
これが続くと、モノアミン系神経伝達物質の合成が滞り、うつやパニック障害が生じやすくなります。

その仕組みについて図にして書いてみます。

1.白米、小麦、砂糖などの精製された糖質を食べると血糖値が上昇する

2.血糖値を下げるためにインスリンが分泌

3.インスリンが多量に分泌されると血糖値が下がり低血糖になる

4.血糖値を上げるホルモン(ストレスホルモン)が分泌される

5.ストレスホルモンの合成のためにビタミンB群やミネラルが使われて不足する

6.ビタミンB群やミネラルが不足するとモノアミン系神経伝達物質(セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリン等)の合成が滞る

7.うつやパニック障害を生じやすくなる

上記のような流れになっています。
とくに空腹時に体内に精製された糖質が入ってくると血糖値が急激に上昇します。

5. 食事改善のスタート

以上の理由から、糖質制限は自律神経の改善に向けて有効な手段です。
ただし、急激な変化は難しいので、少しずつ始めてみましょう。
例えば、朝のパンを控えたり、おやつを減らすなど、少なくとも糖質の摂りすぎに注意することが大切です。

6. まとめ

自律神経の乱れやうつ病の改善には、食事が大きく影響します。
特に糖質制限は効果的であり、その仕組みを理解することで、自分の食生活を見直す手助けとなります。
食事の改善は一朝一夕にはいかないかもしれませんが、少しずつ取り組むことで健康な生活に近づくことができます。
自分に合った食事改善を見つけ、心と体のバランスを整えましょう。

以上、自律神経失調改善のための食事と糖質制限の理由についての解説でした。

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自律神経の乱れから腰痛、肩こりまで
大阪城東メンタルヘルス気功整体院
院長  上西 誠