ストレスと昼夜逆転生活の関係
ストレスと昼夜逆転生活の関係
ストレスが生む昼夜逆転の波
自律神経失調症になると生活リズムが乱れてしまい、昼夜逆転生活になってしまう方は珍しくありません。

生活リズムが乱れ、昼夜逆転の生活に陥ることは、ストレスが溜まった際によく見られます。
眠れぬ夜が増え、朝方に眠るようになり、日常のリズムが逆転してしまいます。
これは、典型的な昼夜逆転のパターンです。
なぜストレスが増えると昼夜逆転になるのでしょうか。
人間関係とのゆらぎ
人間は進化の過程で、仲間とのコミュニケーションが重要な要素となりました。
霊長類として、群れを形成し昼行性になったのもその一因です。
しかし、人間関係に問題が生じると、この本能的なリズムが乱れることがあります。
孤独や関係の不安定さが、昼夜逆転の原因となるのです。
肌感の重要性

ストレスによる心身の疲労を癒すには、人間関係が不可欠です。
コロナ禍により、人との接触が減少しました。
しかし、肌での触れ合いは大切な要素です。
赤ちゃんが安心するのも、母親の抱擁からくる肌感覚からです。
関係は肌感覚から生まれるのです。
コロナ対策と昼夜逆転の克服
一人でできる コロナによる昼夜逆転の対策
新型コロナウイルスは、その名の通り新型です。
そのため、まだ分かっていないことがたくさんあり、どんなに考えても「何が正解か」が分かりません。
こんな状況では、人は答えを求め考えすぎてしまいます。
(頭で)考えれば考えるほど、体に意識がいかなくなります。
すると「肌感」を感じにくくなります。
肌感が感じにくいと「孤独感」を感じやすくなります。
これが昼夜逆転になる原因ですから、
肌の感覚を取り戻すことが重要です。
では、その対策を3つお伝えいたします。

◆対策1 シャワートレーニング
シャワーを浴びる時に、お湯の流れを体で感じ取ってください。
首から背中・腰・足と流れていくお湯を意識的に感じてください。
◆対策2 着心地のいい服を着る
肌に直接触れる肌着は、肌触りのいいものを身に着けてください。
また、肌触りのいいシーツや毛布に裸でくるまったりするのもいいでしょう。
心地いいと思えるならば何に包まってもかまいません。
◆対策3 足の裏を感じる
足は大地に接する重要な場所ですが、多くの方は意識していません。
足元がフラフラすると、心もフラフラして不安感が増します。
(そのため、東日本大震災など大きな地震の後には不安になりやすくなります)
「自分の足で立っている」という意識が自立心を育て、少々の孤独感には負けない体や心を作ります。そのため、足の裏を感じながら立ち、歩いてください。
足の裏を感じながら5分歩くだけで、何となく心が安定した気分になることさえあります。
注意
これらの3つの対策は、全て呼吸を深く行いながら行ってください。
昼夜逆転への理解と受容
昼夜逆転は、ストレスから身を守る一つの方法です。
無理に元のリズムに戻そうとすると、さらなるストレスを生むことになります。
まずは自分をねぎらい、受け入れることから始めましょう。
そして、上記の対策を実践していきましょう。無理をせず、自分のペースで進めていきましょう。