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頭痛の説明と対処法
頭痛には大きく分けて、以下の2種類に分けられます。
ひとつは、緊張型頭痛です。以下のような特徴があります。
- 後頭部から首筋にかけて、ジワーっと両側が痛む
- 頭を鉄の輪でギリギリとしめつけられるような痛み、頭の上に重石が載ったような頭重感
- 首や肩のこりをともなう
- いつとはなしに痛みが始まり、ダラダラと続く
- 首を回すと、フワッと一瞬めまいがすることがある
- 一日中パソコン操作を行う人に多い
もうひとつは、偏頭痛(片頭痛)です。
- 首や肩のこりを伴うことが多い
- 20~50歳代の女性に多い(多くは30歳までに発症)
- 頭の片側のこめかみを中心に痛み、ひどくなると頭全体に痛みが広がる
- 脈を打つのに合わせてズキンズキン、ガンガンと痛むこともあり、頭を振ったりからだを動かすと痛みが強くなる
- 痛みのピークに吐き気がしたり、吐くことがある
- 頭痛は月に1~3回程度で、ひとたび起こると4時間~3日間くらい続く
- 頭痛が起こる前に、何らかの前ぶれ症状が起こる場合がある
- 親子で遺伝することが多い
緊張型頭痛は筋肉の緊張からくる頭痛で、首や肩のコリを伴うケースが多いため何らか姿勢の悪さに関係していると一般的にも認識されている頭痛です。
偏頭痛(片頭痛)の原因は未解明ですが、セロトニン作動性制御システムの障害であるという説が一般的です。
その他の慢性頭痛については一般的には「原因不明」になってしまうわけですが、血管拡張・収縮のリズムは自律神経の働きによるものです。自律神経の働きが密接に関係していることが考えられます。
このいずれの頭痛も自律神経と大きく関係しています。
自律神経の乱れにより、緊張型頭痛の原因である、筋肉の緊張も起きてしまうし、偏頭痛と関係しているセロトニンの障害も起きてしまいます。
慢性頭痛においても、血管の拡張・収縮が関係しているのは、前述のとおりです。
当院では、自律神経を改善させるために、体の姿勢を整えることも重要視しています。
その結果、姿勢が整った緊張型頭痛の患者さんは、頭痛の改善を実感していただけております。
自律神経の乱れが改善すれば、セロトニンの乱れも改善され、偏頭痛の原因が解消されることになります。
同じように、慢性頭痛と関係している、血管の拡張・収縮も改善されて、かなりの改善を実感していただいております。
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